バーデン・バーデン
ヨーロッパを代表する温泉といえばバーデン・バーデン。温泉地として世界一有名かも知れません。日本の温浴施設にも、実はこのバーデンバーデンにあるフリードリッヒ浴場やカラカラ浴場をモデルにしたものがたくさんあります。
両施設を見ると、まだ日本にない面白い仕組みや設備などもあるのですが、現在の日本の温浴施設の中には遜色ないレベルに達しているものもあり、ハードとしては日本もかなり追いつきつつあると言えるのではないでしょうか。
バーデン・バーデンの素晴らしさは、フリードリッヒ浴場やカラカラ浴場といった温浴施設単独にあるのではなくて、街全体の魅力にあると思います。それは自然と歴史と文化が作り出しているものであり、簡単には言い表せませんが、温泉保養を軸にしたまちづくりを考える上ではバーデン・バーデンは非常に参考になると思います。
バーデンバーデンの公式サイト→ http://www.baden-baden.de/jp/
■フリードリッヒ浴場(Fridrichsbad) 入館料:21Euro
建物は16の部屋に分かれ、各室に温度の違う浴槽やサウナなどがあり、これを順番に約2時間かけて回ります。順路の前半は厳格にワンウェイコントロールされていますが、後半は比較的自由に動き回ることができます。
フリードリッヒ浴場は1877年につくられたものですが、きちんと手入れされており、直すところは直していますので、古くても清潔感があります。130年後に世の中がどうなっているかは別にして、今の日本の温浴施設に130年経っても残っているところがあるかどうか…考えさせられます。
■カラカラ浴場(Caracalla Therme) 入館料:12Euro
こちらは1985年につくられた新しい施設で、7つのプールのある水着ゾーンと、8つのサウナのサウナゾーンに分かれています。サウナの種類の多さと男女混浴には驚きますが、設備的には日本で知られているものも多くありました。
ただし、形は似ていてもひとつひとつの設備や備品の品質という点では、まだまだ勉強すべきところがたくさんあるように感じました。
品質の高さはドイツ人の職人気質に拠るところも大きいと思いますが、日本人にはまた別の品質の追求の仕方がありますので、いずれは日本車とドイツ車の違いと同様に、温浴施設でも世界に通用する日本流が確立していくと思っています。
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