健康ランド生き残りの分岐点
今日はこれから関東の某健康ランドに行ってきます。
行ってきますと言っても、遊びで行くのではなく、施設診断です。
その健康ランドは開業から10年以上経過し、まだまだ高い集客力を誇っているのですが、最近売却を考えているとのことで、今回は購入を検討している企業様からの依頼で動いています。
健康ランドは規模が大きいので、売買となると金額は数億円から、時には数十億円にもなることがあります。しかし、最近の傾向としては業績が低迷傾向になっているところが多く、現状が黒字であっても購入側としてはリスクを感じるようです。
ふと考えると、この1年で似たような健康ランドの売却案件が何件もありました。
オーナー会社の別の本業が厳しくなり、資金繰りのための資産処分ということもありますが、多くの場合儲かってしょうがない状態なら手放さないでしょうから、やはり業績が低迷してきての売却という案件です。
温浴施設は通常の店舗と違って他の用途に転用することが難しいため、不動産鑑定的な手法だけではその価値をはかることはできません。
人口や競合などの市場環境調査に加え、設備や内装などがどの程度老朽化しているかをチェックして将来の追加投資リスクを試算したり、運営診断や営業数値分析などによって、どのくらいの業績改善余地があるかを調べます。
中には有馬温泉太閤の湯のように、リニューアルによって旧態依然としたヘルスセンター業態から新しいコンセプトへと見事に脱却し、飛躍的に業績回復する場合もありますので、大規模なリニューアルも含めたあらゆる可能性を視野に入れ、購入のメリットとリスクを総合的に検討する必要があるのです。
ファミリーのお手軽なレジャー需要をターゲットに一世を風靡した健康ランド業態は、いま時代の変化とともに、新しいコンセプトに転換すべき分岐点に立たされているようです。
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