喫煙問題、未解決。
平成15年5月の健康増進法施行以来、交通機関をはじめとしてタバコを吸えるところが一気に減り、喫煙者は肩身の狭い思いをしています。
最近の温浴施設でも、換気扇や空気清浄機が設置された喫煙室以外ではタバコを一切吸えないところも増えてきています。
健康づくりの場でもある温浴施設ですから、健康のためにも喫煙に対しては厳しい立場をとらざるを得ないというところでしょう。
特に女性の非喫煙者からは「せっかくのお風呂上りにまたタバコ臭い場所に居なければいけないなんて、ありえな~い。」という声も聞こえてきます。
しかし、成人の平均喫煙率は男性45.8%、女性13.8%(JT全国喫煙者率調査)ですから、平均して約3割、地域や客層によってはそれ以上のお客様が実はスモーカーというのも現実なのです。
私自身は喫煙と禁煙を繰り返している人生なので、どちらの立場も理解できるつもりですが、喫煙者にとっては「風呂上りの一服」、「食事の後の一服」「飲みながら一服」、といったシチュエーションこそがタバコを吸いたくなるタイミングであり、その度に狭くて煙たい喫煙室に行かなければならないのは、嬉しいことではありません。
結果、「タバコも吸えないからそろそろ帰るか。」ということでお風呂だけで帰ってしまう人も少なくないようで、飲食などの利用率が上がらず客単価が伸び悩む要因にもなっています。
そんなこんなで、温浴施設側としては「健康づくり」という主旨や、いろいろなゾーンをきっちり分煙することが物理的に難しいという中で、喫煙者にどう対応するかということが課題になっています。
これについてはそれぞれの考え方やコンセプトもあるでしょうし、一概に言えることではありませんが、「屋外の積極的な活用」ということについては検討の余地があると考えています。屋外といっても、単に外にベンチと灰皿を置けば良いということではありません。
ヨーロッパなどではよく見かける光景ですが、お洒落なカフェの店頭に客席が並んでいて、店内よりも外の方が賑わっていたりすることがあります。風のある屋外ですから、喫煙と禁煙が接近していてもそれほど気にならないようです。
3割もいるのに肩身が狭い喫煙者にとっては、ベンチと灰皿ではなく、座り心地の良い椅子、テーブル、パラソル、できれば飲食もできて、寒い時期には屋外用のヒーターがあったりひざ掛けを用意してもらえる…こういったゾーンがあれば言うことなしだと思います。(雨や風の強い日には使いづらい面もありますが、それはお天道様のせいですから仕方ありません。)
私はお風呂にしても内風呂より露天風呂が好きですし、飲食も屋外で食べるのは大好きですから、そういった施設が増えることを願っています。
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