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2008年6月 1日 (日)

「業者」という言葉

 辞書には書いてありませんが、「業者」という言葉にどこか差別的な意味合いを感じているのは私だけでしょうか?

取引先、仕入先、請負会社、提携先、協力会社、パートナー…他にも言い方はいろいろあると思うのですが、あえて「業者」、しかも抑揚のない棒読みで「ギョーシャ」と呼ぶ時は、「取引相手を選んで金を払う側」という優位的な立場をいいことに、威張って言っているケースが多いように思うのです。

お役所が民間企業に対して、元請けが下請けに対して、大企業が中小企業に対して、「業者」という言葉を使うのは、辞書には書いていませんがどうも蔑称のような気がします。

ビジネス上でたまたまお金を払う側だからといって、なぜ威張れるのでしょうか?本来商取引とは、お金と物やサービスを対等に交換することであって、そこに上も下もないと思うのです。

 「業者いじめ」という言葉もあります。取引上の優位性を利用して不当な値引きや過剰なサービスを要求することですが、良いこととは思えません。

そういうことを平気でできる体質を持った人や企業がありますが、いじめられた側は快く思うはずもなく、そうやって恨みを持つ人が増えれば、いつか必ず足をすくわれてしまうのではないでしょうか。

 企業の成長とは、その企業を本気で支持し応援してくれる顧客や取引先、そして社員がどれだけいるかで決まると思います。

いくら有能な経営者で、資金力、優れたアイデアやノウハウ、優秀な人材等々の経営資源を持っていたとしても、味方が少なくて敵が多いような状態では、成長どころか存続も危ういでしょう。

 これは、コンサルタントとして、今までたくさんの会社を見てきた実感なのです。

「敵を増やすような体質を持った企業は、10年後にはおそらく存在しない。」このことはルールと言ってもよいのではないかと思っています。

特に温浴施設は、1軒で何十~何百という非常に多くの取引先が関係するビジネスなので、その傾向が顕著に現れます。

もし、今まで何気なく「業者」という言葉を使っていたとしたら、別の言葉に言い換えてみませんか。

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  株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
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