ヨーロッパ最大級の温浴施設(ドイツ視察最終日)
「うおー!
」とか「ひょえ~
」とか「ぷは~
」の連続だった視察もついに最終日。
またいったんザルツブルグに出てから、ミュンヘンへ。鉄道マニアの平岩氏が組み立てた旅程なので、複雑です。強行軍なので、ややお疲れ気味…。
順調にミュンヘンに到着すると、「まだ飛行機の出発時間までは少し余裕があるね。」ということで、最後の温浴施設視察へ。ミュンヘン中央駅からSバーンで小一時間。Altenerding駅で降ります。
余談ですが、ドイツの駅には改札がまったくありません。フリーで乗れます。日本のようにモノモノしい自動改札も、有人改札もないのです。でも時折車掌が検札に来るので、みんなきちんとチケットを購入しています。もし無賃乗車がバレると、罰金込みの料金を徴収されるので、車掌が来ない確率に賭ける人は少ないということなのです。さすがゲルマン民族、すごく合理的です。
向かう先は、日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパ最大級の温泉施設というふれこみのテルメ・エアディング(Therme Erding)。
大きな荷物を持ったままAltenerding駅から徒歩で約10分。周りに建物がほとんどない田園風景の田舎町に忽然と巨大ドームが見えてきます。
ドームの中に入ると、意味不明に広いエントランスロビーは南国風。カフェや売店があります。
日本でも入浴剤が発売されているクナイプ(KNEIPP)の売店も。こんなに品揃えがあったとは知りませんでした。
受付で3時間24ユーロの入館料とレンタルタオルのデポジットを払うと、これまた巨大なロッカールームへ。男女混合のため隣でカップルが着替えているという奇妙な脱衣室から、何故かここだけが男女別のシャワーエリアを出ると、巨大な温水プールとサウナゾーンが広がります。
施設内の様子は、動画集
がありましたのでぜひご覧ください。
http://www.therme-erding.tv/
大きな温泉プールの中央にガゼボがあり、裸の男女がカウンターに座って(下半身は水の中)ドリンクを飲むというコーナーもありました。南国リゾートのプールにあるのは見たことがありましたが、温泉でもそんなサービスがあるとは思いませんでした。
日本では法的に難しいのですが、現実にそういったサービスが実現していて、何の問題も起きていないとしたら、本当にそんな法律が必要なのだろうか?と考えさせられます。
施設の大きさだけでなく、サウナだけで27種類もあるということにもビックリしました。いま日本にあるサウナのバリエーションをどんなに工夫しても、1施設に27種類のサウナをつくるのは困難でしょう。
温度や湿度、内装材だけではなく、香りやデザイン、その他ありとあらゆるバリエーションがあります。ドイツ人がサウナを楽しむことにどれだけ情熱を燃やしているかが分かります。
前回のロウリュの最先端(ドイツ視察4日目の続き)でも書きましたが、ここでも、アウフグースタイムの途中で一度サウナ室を出て、泥やオリーブオイルを塗ってからまたサウナ室に戻ってアウフグースの続きをやるというイベントを実施していました。
日本では、塩やオイルをサウナ室に持ち込んで塗ることを禁止している施設がほとんどです(塩サウナを除く)。理由は臭いや衛生管理の問題(他のお客様のクレーム)からのようですが、時折塩やオイルなどを持ち込む人がいるのは、ドイツにそういったサービスがあるのを知っていたからとは思えません。
サウナで温まって汗をかきながら塩やオイル、泥、はちみつなどを使用すれば美容や健康に良いのではないか?と考えるのは自然な人の心理なのだと思います。
安易に禁止にしてしまうのではなく、施設側が主導してきちんと衛生管理する方法を考えてみるべきではないか?そう考えながら、Therme Erdingを後にしてミュンヘン空港に向かいました。
ということで、ようやく今回でドイツ視察シリーズは最終回です。
細かいところまでは紹介しきれませんでしたが、たくさんの体験と情報を持ち帰りましたので、これからの仕事にどんどん活かして、日本の温浴ビジネスの発展に貢献したいと思っています。
では、また!(^O^)/
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株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
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