最近思うこと。
未曾有の被害をもたらした東日本大震災。
いまなお避難所生活を続ける多くの人たち、津波被害に対する復旧の遅れ、放射能汚染の恐怖など、いまだ爪痕は深く刻まれています。
ですが、震災からもうすぐ半年が経とうというのに、なぜこんなにも困難な状態が続いているのでしょうか。
震災直後、被災地ではお風呂にも入れない状態と知り、温浴に携わる一員として何かできないかと考えてドラム缶風呂の運搬をしました。しかし、我々がいくらドラム缶を運んだところで被災地すべてを同時に支援できるはずはありません。
お風呂なんて、そんなに難しいことではないのに、どうして国をあげて支援しないのか?という疑問を持ちました。
そして今も、避難した人たちにまともな生活の場を提供する方法が考えられないほど、日本人には知恵も力もないのでしょうか。あるいは日本経済には余力がないのでしょうか?
そうではないと思います。「がんばろう日本」の文字も虚しく、今日もテレビではくだらない番組が放映され、歓楽街には人があふれ、毎日たくさんの食材が無駄に捨てられています。政治家はくだらない駆け引きに終始し、役人たちは自分たちの権益を守ることを最優先しているようです。
要するに、日本全体としてみれば、この大災害に真剣に立ち向かい、一日も早く復興しようという気持ちが足りないのです。それだけのことだと思います。
中にはいまも現地で活躍するボランティアなど、すごい人たち、素晴らしい人たちもたくさんいます。ですが、国全体としては、問題解決できる状態になっていないのです。
よく考えて見ると、地球全体でも同じことが言えます。貧困で日々失われていく命。破壊される環境。戦争。これらの問題に対して、世界中が一丸となって真剣に立ち向かえば、解決できるだけの知恵もパワーも人類は持ち合わせているはずです。
解決できないのではなく、解決しようとしていないのです。個々人には問題に真剣に向き合う人たちもいますが、社会としては問題解決できる状態になっていないのです。
コンサルティングの仕事をしていると、同じようなことを感じる時があります。
客観的な立場から経営改善のための方法がはっきりと分かり、いくらそれを示しても、組織全体が問題解決のために一丸となって向かうことができない。
そのような状態に対しては、いかなるマーケティング戦略も、数々の成功実績を生み出した売上アップノウハウさえも、無力なのです。
逆に言うと、少々やり方が稚拙であっても、資金不足で理想の状態がすぐに作れなくても、全社一丸となって良かれと思う方向に真剣に向かうことができれば、成果は上げられるものです。
最近、そんなことを考えながら、自分のコンサルティングスタイルを大きく方向転換しつつあります。
毎日が勉強です。
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