冬の備えと円安の備え
そろそろ本格的な冬の到来を感じさせる季節になってきました。
冬といえば、温浴施設にとっては何かと気ぜわしい季節です。
燃料費や電気代の増加、凍結や大雪、ノロウイルスやインフルエンザの流行、湯あたりで倒れるお客様…。いざという時に慌てないよう、日頃から対策と準備をしっかりやっておきたいものです。
ところで、ドル円相場が日銀の金融緩和などによって、7年ぶりの円安水準になっています。
そしてGDPの2期連続マイナス、増税延期と解散でこれまでの円安誘導が反転するのかと思いきや、それはそれで円安要因という観測もあり、為替相場の予測は難しいということを感じます。
円安は輸出大手企業を中心とした株高につながりますが、一般消費者の生活や温浴施設の経営にとっては厳しい逆風となる可能性があります。
簡単に言うと、売上ダウンと光熱費や食材などのコストアップが同時に襲って来る可能性があるということです。
これ以上どうしろというのか?という悲鳴が聞こえてきそうですが、これも試練と思って踏ん張るしかありません。
温浴事業は、5年や10年の短期間で寿命を終えるような目先的な商売ではないと思っています。建物は何十年も使えるでしょうし、源泉があれば温泉の湧出が続く限りそれを求めるお客様がいることでしょう。
長い間には、厳しい逆風が吹く時期もありますが、そういう時期を経てさらに強い企業体質がつくられていくのです。
先日ある温浴施設のスポットコンサルティングにうかがいました。夏の繁忙期を過ぎて、黒字が出なくなり苦戦されていましたが、売上アップ、コスト削減のために効果のある打ち手は数えきれないほど残されていました。
利益確保のためには、実に多様な手段があります。単に縮こまっているだけでは問題解決になりません。
厳しい時期だからこそ、しっかり成果を上げられる手を着々と打っていかなければならないと思います。
┘┘────────────────AQUTPAS Inc.
株式会社アクトパス 代表取締役 望月 義尚
〒104-0061東京都中央区銀座3-11-5 第2中山ビル7階
TEL:03-3524-2681 FAX:03-3547-6126
・公式サイト: https://aqutpas.co.jp/
・通販サイト(浴場市場): https://www.yokujoichiba.jp/
・Facebook: http://www.facebook.com/yoshihisa.mochizuki
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