ピンチに陥った時
経営をしている以上、想定外の事故や損失、大クレーム…組織にとって不幸で苦痛な状況というのは必ずやってくるものです。
それを完全に避けて通ることはできません。
そのような事態に遭遇した時に、組織のトップはどう対処するべきなのでしょうか。
最も避けなければいけないことは「責任追及」です。
「これは誰が悪かったのか?」
「誰のせいだ?」
不幸な場面に遭遇した時、とかく人々はそのような考え方に向かいがちです。
そして責任の所在を特定し、その人の謝罪や辞任、減俸によって問題が終わったとする。
それは勘違いで、本当のところは何も解決していません。
もちろん、特定個人の未熟さが問題の原因であることもあり、その場合は個人を注意したり教育することも必要でしょう。
それよりも、組織にとって不幸で苦痛な状況が発生した時に、最も大切なのはまず組織一丸となって被害を最小限に食い止め問題を早く解決することです。そして、再発を防止することです。
「済んだことは元には戻せない。」
「人は誰でもミスを犯す。」
「最終的な経営リスクはトップが負っている。」
この真理を受けとめた上で、適切に問題解決と再発防止の手を打つことがトップの使命なのです。
犯人探しをして、責任追及して終わりにしてしまうだけだと、同様な問題がいつか再び発生するでしょう。さらに、組織内には「何かあったら自分が悪者にされるのではないか」とビクビクし、責任逃ればかりを考える空気が蔓延してしまいます。勇敢なチャレンジャーは皆その組織を辞めていきます。
問題が起きたときこそ、それを糧に組織が成長していくチャンスとするか、負のスパイラルに落ちて行くかの分かれ道なのです。
トップが肝に命じなければならないことですが、今の日本の社会も「責任追及」の声ばかりが聞こえてくるのが気がかりです。
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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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