成果こそ最善の良薬
以前のブログで、「最大限に環境を活かし、強みを発揮する方法を徹底的に突き詰めます。すると、ひとつのポジティブな概念に行きつく。それがコンセプト」という一文を書きました。
言うまでもなく『環境を活かす』ことと、『強みを発揮する』ことは、事業戦略を構築する上で最も大切にしなければならない考え方です。
また多くの場合、他者から問題点や欠点を指摘されたり、その改善に取り組むのは面白くないことであり、現場のモチベーションも上がりません。結果として短所是正型の取り組みはなかなか成果に結び付きにくいようです。
一方、実際のコンサルティングの現場では、一見すると短所是正的な取り組みをすることがあります。それは基本的な部分や単純な部分で何か欠落していることが分かった場合です。
例えば掃除のやり方を知らなかったために、お客様に不快感を与えてたり、安全衛生上のリスクが高まっているような場合が当てはまります。これは強みを伸ばす以前の問題であり、早急に改善しなければなりませんが、決して難しいことを要求しているわけではないので短期で改善が可能です。
また、月報や損益計算書を拝見した時に、標準値と比較して極端に異なる数値が出ている時も同様です。
弊社では温浴事業の売上構成比、男女比率、子供比率、曜日指数、季節指数、1客あたり水光熱費、1客あたり消耗品費、売上対広告宣伝費、労働分配率、食材原価率、物販原価率、業務委託料率…といった経営指標を業態タイプ別に把握しています。
地域によって、あるいは企業によって個性は様々ですので、標準値に当てはめることが全てではありませんが、極端な異常値が出ている場合は問題点や改善方法も単純に見つかることが多く、その改善をしてしまえばに短期間に成果を上げることができるのです。
成果が出てくると、仕事が楽しくなってきます。
結果的にモチベーションが上がり、本来の強みを伸ばすような取り組みにも力が入りやすくなる体制が整ってくるのです。
業績が上がって資金的に余力がでてくれば尚更です。
成果こそ、企業成長のための最善の良薬と考えています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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