本当に消費しているのは女性
温浴施設の券売機では男女を区別しないことがほとんどなので、男女別の消費傾向を数値で把握することは困難、という話を以前メルマガに書きました。
POSシステムであれば、男女別データは集計できますが、実際のところ家族で食事して注文はすべてお父さんのキーバンドにつけるとか、カップルで来て館内消費は彼のおごりといったこともありますので、データが真実を示しているとは限りません。
上記のように支払いは男性だけど本当に消費しているのは女性、というようなケースも考えると、女性客の売上貢献度は男性よりもはるかに大きい可能性があります。
真実は闇の中なのか…と思っていたのですが、先日温浴施設のボディケアサービス受託企業の開発営業を担当している方と話す機会があったので聞いてみました。
「仮に男女客数半々の温浴施設でボディケアをやった場合、施術を受ける男女割合はどうなることが多いですか?」と。
答えは「男女比は4:6で女性が多くなります。ただし、サウナ施設の場合は男性が利用する割合が高くなります。あと韓国式アカスリは男性客の利用の方が若干多くなります。」とのこと。
全国でたくさんの温浴施設を見てきた私の感覚でも、同様の傾向を感じていました。やはりボディケア、リフレクソロジー、エステなどの利用率は女性の方が高いのです。
さらに言えば、岩盤浴や物販の利用率は圧倒的に女性客が上です。おそらく3:7から2:8の比率。
飲食は店舗コンセプトやメニュー展開にもよりますが、やはり女性客が多いと思います。特にランチタイムにブッフェをやったりするとほとんどの席が女性客で埋まります。
風呂上がりのアルコール需要だけは男性優位ですが、そこがずっと伸び悩んでいるのは皆さんご存じの通り。
このように考えていくと、漠然と客数アップを願っているよりも、ハッキリと女性客にターゲットを定めて施策を打った方が売上アップの成果を上げやすいのは間違いないでしょう。
温浴業界全体が旧来の常識から抜け出せなかったことや、女性経営者が少ないことによって、時代の変化への適応が遅れてしまったことが、昨今の温浴マーケット低迷を招いた一因と思います。
温浴業界がそこにもっと目を向ければ、温浴マーケットはふたたび成長をはじめるはずです。
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