カテゴリー「温浴と健康について」の44件の記事

温浴と深部体温(3)

  メルマガ320号「温浴と深部体温(2)」の文末に、「浴室を見ると、変えるべき点が見つかる」と書きました。
 
深部体温アップのための入浴法は、「ぬるめから徐々に熱さに慣らしながら、60分以上長湯すること」です。では、それを実現するための浴場と、今の温浴施設の一般的な浴場は何が違うのでしょうか。
 
そのひとつは、温度差環境です。
 
複数の浴槽があっても、ぬる湯(39度くらい)から熱つ湯(43度くらい)という温度バリエーションを意図的に作り出している温浴施設はあまり多くありません。
 
サウナ室も、多くの場合は1室になっています。
 
これらを見直して、 ぬるめから徐々に熱さに慣らす入浴法を実現できるかどうか。
 
とはいえ、浴室設備の改装となると大きな投資が必要になる可能性がありますから、そう気軽に変更できるものではありません。
 
しかし、工夫次第では改装費用を抑えながらそれなりの温度差のある環境を作り出せる可能性はあります。
 
まず、複数の浴槽があり、循環系統が別々の場合は、温度設定を変更するだけですぐに温度差が実現できるでしょう。
 
複数の浴槽がなくても、浴槽に仕切りを入れて底の方の湯だけが行き来するようにすれば、自然に温度差ができます。このやり方は箱根の天山湯治郷や、松之山温泉のナステビュウ湯の山で見ることができます。
 
サウナも、複数のサウナ室がなくても温度差入浴は可能です。それは、ベンチの高さやストーブとの距離で温度がかなり違っているからです。
 
天井高には余裕があるのにベンチの段が低く、天井付近の誰も触れることのない空気が無駄に高温になっていて、実際に人のいる高さはぬるいというようなサウナをよく見かけます。
 
また、せっかくストーブから輻射熱が出ているのに(特にガス遠赤外線ストーブ)、その輻射熱を受ける位置にベンチが配置されていないなど、勿体ない設計になっているサウナが実は多いのです。
 
ベンチレイアウトの変更だけなら簡単な木工事ですから、それほど大きな費用にはなりません。ついでに、ベンチ板の間隔を広めにとって空気の対流を改善したり、座面をはずして掃除をしやすくするような細工もやってしまいましょう。
 
そうやって工夫すれば、サウナ室が1室でも温度差入浴は実現可能です。高さによって温度がぜんぜん違うことを、複数の温度計を設置して見せるようにすれば、お客様もサウナ室内に大きな温度差があるんだということを理解するでしょう。
 
これらによって、多くの温浴施設で「ぬるめから徐々に熱さに慣らす」という入浴環境を提供できるはずです。
 
この話しもまだ続きがありますが、長くなってしまいそうなので、また続編を書くことにします。
 

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温浴と深部体温(2)

先日書いた尿温度測定による深部体温アップ実験の続きです。
 
今回の実験テーマは、半身浴による長湯でどこまで深部体温を上げられるか。
 
さっそく、例によって入浴前に半分だけ出した尿温度を測定。今日は36.6度でした。平熱かも知れませんが、自分としてはまだまだ低いと思う温度です。
 
浴槽の湯は39.1度。長時間入浴するつもりなので、ぬるめでスタート。

391

入浴後しばらくして、浴槽の湯の熱さをほとんど感じなくなったので、湯温を測ると38.8度。0.3度も下がっています。これにちょっと驚きました。
 
浴槽からの放熱もあるかとは思いますが、短時間で下がったことを考えると私の身体との熱交換がメインでしょう。浴槽の湯の体積は私の体積の2倍くらいありますから、湯温が0.3度下がれば私の体温は0.6度くらい上がっているはず。
 
このあたりの計算方法は高校の授業で習ったような気がするのですが、まともに授業を受けてなかったことが悔やまれます。
 
ともかく、体温と湯温の差がなくなってきたので、追い焚きスイッチを入れて昇温します。
 
でも熱くしすぎると長時間入浴ができなくなるので、スイッチを入れたり切ったりしながら、湯温と体温を少しずつ上昇させていきました。
 
途中何度か湯から出て頭に冷水シャワーを当てたり、浴室の換気をしたりしてのぼせるのを防ぎながら入浴を続けること60分。
 
湯温は43度、それを熱いと感じないくらいに体温が上がり、汗はだらだらで、こめかみの血流も勢いよく流れているのを感じます。
 
時間も切りの良いところだし、もうそろそろいいだろうと思って尿温度を測定すると40.0度!ついに大台に乗せることができました!!

400

入浴前から比べると、3.4度も上昇しています。これで体内のガン細胞が消えたのかどうかは分かりませんが。しかし今回はいろいろなことが分かりました。
 
・身体と熱交換することで湯温が下がる。家庭の小さな浴槽では適温を維持するために追い焚きが必要。
・体温と湯温の差が少なければ熱さを苦痛と感じにくい。
・時間をかければ深部体温を40度以上にすることが可能。
 
最も重要なことは、「深部体温アップのための入浴法は、ぬるめから徐々に熱さに慣らしながら、60分以上長湯すること」なのです!
 
温浴施設には多彩な浴槽やサウナをはじめとする温浴設備のバリエーションがあり、入浴を楽しめる環境もあります。それは何のためにあるのか?
 
家庭の浴室では、追い焚き機能で「ぬるめから徐々に熱さに慣らす」ことはできても、「60分以上の長湯」はなかなかする気にならないでしょう。
 
誰もが楽しみながら自然に深部体温アップできる、そこに温浴施設の重要な役割があるのではないでしょうか。そういう観点でいまの浴室を見ると、変えるべき点が見つかるかも知れません。
 

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温浴と深部体温(1)

 先日社内で、体温を上げると免疫力がアップし、40度くらい(温度には諸説あり)になるとガン細胞も死滅するということが話題になりました。
 
しかし、そうだとしたら日本人には熱い風呂に入る習慣があるのに、どうして世の中からガンがなくならないのでしょう?体温を上げるのはそんなに難しいことなのでしょうか?
 
ちょっとネットで調べてみると、一口に体温と言っても外部環境に影響されやすい体表と体内では温度が異なること、そして内部が空洞状になっている臓器は温度が上がりにくいことなどが分かりました。
 
ということは、空洞状の臓器である膀胱の内側にある尿の温度が上がるくらいまで身体を温めることができれば、深部体温は確実に上がっているはずだよね、と話が展開していきます。
 
実験してみたら面白いかも、と言いつつ、何故か私の方を見る2人。
 
「いや、ちょっと待って。どうして俺が尿の温度を計らなくちゃいけないの?だって一応俺が社長だし。人体実験やるとしても俺じゃないよね?」
 
…そんな話をしていた2日後、私の机の上にはAmazonから届いたデジタル温度計が置かれていました。
 
米澤専務に
「自分でやったらいいじゃん!」
と言うと、
「俺はそこまで熱い風呂我慢できないから。」
とか巧妙な理由を持ち出す。
 
かと言ってまだ20代のうら若き女性である茜ちゃんに尿の温度を計るような人体実験を強要することもできない。
 
仕方なくその温度計を自分のカバンにしまいつつ、「まだやると決めた訳じゃないからな。」と牽制しておく。
 
そして迎えた日曜日。冬型の気圧配置で全国的に冷え込み神奈川県でも最低気温は氷点下に。寒い部屋でパソコン作業をしていたら足先が冷たく冷えきってしまい、「風呂で温めるか」と思った時にふとカバンに入っているデジタル温度計のことを思い出す。
 
そうだ、風呂の湯温でも計ってみようか。
 
金属の棒を浴槽の湯に入れるとすぐに表示温度は40度を越える。さすがデジタル温度計。

Photo

では身体が冷えきっている今、自分の尿の温度はどのくらいなのだろうか?
 
この強い知的好奇心には逆らうことはできず、検尿よろしく紙コップに採尿してすぐに温度を計ってみた。
 
すると、なんと温度計の数字は36度で止まる。そんなバカな。

Photo_2

いくら寒さで身体が冷えているとはいえ、常日頃から運動と温浴で体温アップに努めているし、昔海で遠泳しているときに排尿したらすごく暖かさを感じたし、雪に尿をかければどんどん融けたし、自分の尿の温度にはちょっと自信を持っていたのに。
 
軽くショックを受け、尿温度上昇実験を実行する決心がつきました。
 
いや、本当は最初から実験をするつもりがあったのかも知れません。何故なら先程の検温で全て排尿しきってしまうと次の検温ができないと思い、半分くらいは出さずに途中で止めていたのですから。
 
それはともかく、36度にまで冷えきった膀胱を早く温めてあげなければいけません。追い焚きスイッチをオンして浴槽に入る。さらに湯温を上げていきます。
 
5分経過。湯温は43度まで上昇。額に汗をかきはじめました。
 
10分経過。汗だらだらですが、膀胱の尿が温まるにはもっと時間が必要かもと思ってまだ我慢。
 
15分経過。湯温は45度も超えました。熱さ我慢が目的ではないのでここで追い焚きをストップ。

Photo_3

ほどなくして我慢の限界となり、浴槽から脱出。残しておいた尿を紙コップに出して検温。
 
浴槽に入ってから18分で尿温度は37.5度。スタート時点より1.5度上昇しています。しかし、癌を撲滅するほどの温度には至りませんでした。

Photo_4

今回の実験で分かったことは、体内の深部まで温度上昇させるにはかなりの加温時間が必要だろうということです。
 
ちょっと温まって汗をかいたくらいでは深部体温を40度前後に上げることはできませんでした。
 
・湯温をあまり熱くせずにもっと長時間入浴した方がいいのか?
 
・途中休憩をはさんで繰り返し入浴した方がいいのか?
 
・サウナや岩盤浴ならどうなるのか?
 
・運動による体温上昇はどうなのか?
 
興味は尽きません。今後もいろいろなパターンで試してみたいと思います。

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すべては健康と長寿のために(4)

Sauna

 『あらゆる運営努力は、ひとりでも多くのサウナファンを育てることにつながっている』と考えると、いままで曖昧だった仕事の目的がはっきりしてきますし、まだできることがたくさんあることに気づきます。
 
 例えば、昨今注目を集める『ロウリュ』。
 
定期的にサウナでロウリュイベントを開催している温浴施設は今や全国で140件を数えるようになりました。(参照:ロウリュ事典
 
担当するスタッフは一日に何度も大汗をかくことになり、運営負担も決して小さくはありません。それなのに、なぜロウリュイベントをやるのでしょうか。
 
業界で流行りだから?温浴設備の比較で勝てないからソフトで補ってる?
 
そういう理由もあるでしょうが、本質的にはサウナファンを育てるためなのです。
 
もうすこし分解して考えると、ひとつは「加湿」です。ほとんど湿度のないドライサウナでは100度前後の高温設定にしないと充分な熱さが得られませんが、ロウリュで定期的に加湿していれは、80度程度の中温設定でも充分な熱さと発汗が得られます。中温なので呼吸は楽ですし、髪や肌へのダメージも抑えられます。つまり、サウナのヘビーユーザーにしか利用できないような過激な熱さにしなくても幅広い客層を満足させることができると言えます。
 
もうひとつは「イベント性」です。中温設定とはいえ、サウナの中は80度、90度といった高い温度ですので、長時間サウナ室の中にいることは楽ではありません。ところがロウリュイベントの時間が迫っていればロウリュの時間までこのまま待とうか、という気持ちになりますし、イベント中は退屈しないので苦しさが紛れます。気が付くと10分以上の時間が経過し、サウナ初心者でも身体を芯まで温める入浴法を体験できるのです。
 
もちろん、「水蒸気による強烈な熱伝導」も重要な要素です。これによって身体が一気に加温され、その後の冷却(水風呂)→休憩(外気浴)までのプロセスが自然な流れとなります。
 
さらに「コミュニケーション」があります。サウナ室内でのトークによってロウリュの意味や水風呂のお勧めなどの情報を伝えることができます。お風呂屋さんではお客様とのコミュニケーションの機会はあまり多くありません。フロントを券売機にしていたりすると、入館から退館まで一言も言葉を交わさないで利用できる施設も珍しくありませんが、そのような施設でもロウリュイベント中はしっかりお客様とのコミュニケーションをとることができます。
 
このように、ロウリュイベントがあることによって、温浴初心者でも充分な効果のある入浴法を体得しやすくなるのです。
 
結果としてお客様がサウナファンとなってリピート利用してくれれば、施設としては結果的に集客アップになりますし、お客様は健康長寿な人生に一歩近づきます。
 
そのために、温浴施設のスタッフは日々大汗をかきながらロウリュをやっているのです。
 
(つづく)
 
【過去記事】

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すべては健康と長寿のために(3)

Iki

 前回、「ほとんどの人はサウナや水風呂に対して食わず嫌い」
「温浴の良さを体感するコツは、自分が思う『熱くてもうこれ以上サウナに入っているのは無理』という限界を少しだけ超えること」と書きました。
 
このことを、具体的にはどうすれば分かってもらえるのでしょうか?
 
にまとめましたが、
①水分補給
②高温ドライサウナよりも中温サウナを選ぶ
③先に湯で下半身を余熱
④座る場所と時間で調節
⑤充分な加温とその後の冷却が大切
⑥慣れてくるまではマイルドに
⑦サウナと水風呂の後の休憩タイムが醍醐味
というような知識があると、一層効果的かつ安全に温浴の素晴らしさを感じることができるでしょう。
 
しかし、これまでたくさんの人にサウナ入浴法を伝授してきた経験から言うと、上記のような情報を伝えて理解してもらうのは簡単なことではありません。
 
一緒に入浴してマンツーマンでレクチャーすることでようやく伝えることができても、ブログに書いたり貼り紙をしたくらいではなかなか伝わらないし、拡散していくのも難しいようです。
 
だからこそ、温浴施設は様々な工夫をしてお客様を集め、サウナファンに育てていくことが大切な使命なのだと思っています。
 
 温浴施設にもさまざまな業態があり、その強みやコンセプトもそれぞれです。
 
しかし、集客して良いサービスを提供し、また繰り返し来店してもらいたい。その目的は一緒だと思います。
 
そのためにどうしたら良いのかを考えた時に、ほとんどの温浴施設に共通するのが、サウナファンを育てるということなのです。
 
泉質や眺望が自慢であるとか、素晴らしい料理が作れるとか、イベントの企画運営が得意であるとか、そういった強い経営資源を持っているのであれば大いに活かしたら良いと思いますが、どのような温浴施設でもそれを高いレベルで実現できるとは限りません。
 
それに比べると、『あらゆる運営努力は、ひとりでも多くのサウナファンを育てることにつながっている』と考えると、いままで曖昧だった仕事の目的がはっきりしてきますし、まだできることがたくさんあることに気づくと思うのです。
 
 
(つづく)
 
 

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すべては健康と長寿のために(2)

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前回の話は、簡単にまとめますと、
─────
国民の4%ではなく、もっとサウナ利用を習慣にする人が増えれば、健康寿命がさらに延び、高齢化社会を支えていつまでも現役で活躍できる人が増えるでしょうし、膨れ上がる一方の医療費も大幅に削減できるでしょう。
 
「どうしたらサウナファンが増えるのか?」これは温浴業界の発展だけでなく、人類の幸福につながる重要な命題なのです。
─────
という話でした。
 
さて、私自身が部下や知り合い、友人たちを何人も風呂に沈めてきた(笑)経験から申し上げますと、言葉だけで説得するのは成功率が低く、一番確実な方法は一緒に温浴施設を利用して、隣についてコーチングすることです。
 
私自身も、そうやってこの世界に入れていただきました。
 
 
「まずかけ湯で身体を流しましょう。」
 
「お湯に入って半身浴で下半身を温めましょう。」
 
「そろそろサウナに入りましょうか。今日はまだ慣れないから下段に座りましょう。」
 
「もう出たい?もうちょっと我慢しましょう。秒針があと2周するまで。」
 
「もう無理?じゃあ、最後に上段に座ってもう一汗かきますか。」
 
「これだけ加熱したんだから、水風呂入れるでしょ。あ、その前に汗を流してから。」
 
「最低でも1分は冷やしましょう。だんだん身体の周りにある水の温度を感じなくなってきますから。」
 
「冷たくなくなったでしょう?じゃあ、そろそろ上がりましょうか。」
 
「露天で休憩しましょう。あ、身体についた水滴はしっかり拭き取ってください。」
 
「目をとじると世の中がグルグル回って無重力になったような感じがしません?それがサウナトリップの入り口なんですよ。」
 
というような感じで何セッションか一緒に入浴をしていると、ほとんどの人はサウナや水風呂に対して食わず嫌いの偏見を持っていたということに気づきます。
 
コツは、自分で思っている「熱くてもうこれ以上サウナに入っているのは無理」という限界を少しだけ超えさせることです。
 
身体の芯までしっかり加温されることで身体にヒートショックプロテインが生成されます。
しっかり加温した後だからこそ水風呂に気持ち良く入ることができ、サウナから水風呂の温度差刺激によって、自律神経が整い、副腎が鍛えられるという効果を得ることができます。
 
この素晴らしい効果と爽快感を体験してしまうと、もう病みつき。あなたもサウナーの仲間入りです。
 
(つづく)
 

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すべては健康と長寿のために(1)

Ikisauna

 習慣的に温浴施設を利用している人は日本人の約2割。そのうちサウナ好きな人がまた2割。つまり日本人の約4%がサウナファンである、という試算を見たことがありますが、感覚的にもそれは実態に近いんだろうと思います。
 
温浴には素晴らしい健康改善効果があるということはいつも書いています。サウナの本場フィンランドでは多くの人がサウナ入浴を習慣にしていますが、実際にサウナのヘビーユーザーほど長寿で心臓病などの疾患リスクが減るといった医学論文も発表されています。
 
国民の4%ではなく、もっとサウナ利用を習慣にする人が増えれば、健康寿命がさらに延び、高齢化社会を支えていつまでも現役で活躍できる人が増えるでしょうし、膨れ上がる一方の医療費も大幅に削減できるでしょう。
 
これまで数えきれない人を温浴の道に引きずり込んできた経験から言わせてもらうと、温浴ヘビーユーザーを作り出すためには、サウナは避けて通れません。
 
泉質に恵まれた天然温泉や、野趣あふれる露天風呂から素晴らしい眺望が広がっていたりすれば、日本人なら誰だって喜ぶでしょう。しかし、それらは個別の環境に大きく左右されてしまいます。本当に素晴らしい温泉や露天風呂にはそう簡単には出会えないということも現実なのです。
 
それに比べるとサウナは入浴法がある程度正しければ、どこの温浴施設であっても温浴効果を得て満足することができます。
 
だから、サウナの良さを理解してもらうことこそが温浴ファンを作り出し、それが世の中の健康と長寿につながって行くのです。
 
「どうしたらサウナファンが増えるのか?」これは温浴業界の発展だけでなく、人類の幸福につながる重要な命題なのです。
 
(つづく)
 
 

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夏と温浴

もうすぐ夏。熱中症」という言葉を耳にする機会もだんだん増えてきています。
 
昔は熱中症という言葉はなくて、暑気あたりとか日射病と言われていましたが、この20年くらいの間に熱中症という言い方が定着したようです。
 
最近は真夏ともなるとTV番組等では熱中症対策で外出を控えさせるような呼びかけが増えるため、温浴施設としてはあまり歓迎できない風潮になっています。
 
以前はここまで大騒ぎするほど深刻な問題ではなかったように思うのですが、実際に熱中症で救急搬送されたり、死亡するケースは増えているのでしょうか?
統計データを調べてみると、確かに増えているようです。しかし一体何故増えているのでしょうか?
①温暖化やヒートアイランド現象により、真夏の気温が上昇している
②高齢化で猛暑に耐えられない高齢者が増えている
③現代人が猛暑に耐えられない体質になっている
といったことなのではないかと推測しています。
 
①の気温そのものが上昇していることはなかなか難しい問題ですが、②③に対しては個人あるいは温浴施設としていろいろな対策が考えられます。
 
夏に限ったことではないのですが、現代人は冷暖房完備、洋服も機能的になって、一年中快適な生活を送れるようになっています。その半面、寒暖の差などの環境変化に弱い体質になってきているようです。
 
■夏の温浴施設の役割とは
 
この問題に対して、温浴施設は重要な役割を担うことができます。
 
例えばこの季節で言うと、「夏を乗り切る身体づくり」です。
 
熱中症というのは高温環境にさらされ続けることで水分や塩分を失い過ぎたり、体温を一定に保つ温度調節機能がうまく働かなくなってしまった状態です。
 
これを防ぐために大切なのが発汗による熱の放散や水分・塩分補給なのですが、普段汗をかく機会が少ないと、汗腺が衰えて汗をかきにくかったり、自分の体調変化に気づかないで水分・塩分補給を怠ったりしてしまうのです。
 
日頃から運動や温浴でしっかり汗をかく機会がある人なら経験があると思いますが、大量発汗した後しばらくの間(数日間)は汗をよくかきます。これは汗腺が活発に機能している状態ということなのです。汗をどんどんかけばそれだけ体熱が放散されますし、水分を失っている自覚もあるので喉が渇いていることを意識します。そういう人が熱中症で倒れることは少ないのではないでしょうか。
 
さらに言うと、熱ストレスを受けた人の体内にはヒートショックプロテイン(HSP)が増加します。HSPが増えると、熱ストレスだけでなく、紫外線や放射線に対する抵抗力や病気や怪我に対する治癒力も増すことが知られており、体温を高めることは健康維持のためにも重要なのです。
 
熱中症が怖いからと、温度変化を避けて冷房の効いた部屋にこもっているだけでは、かえって弱い体質になってしまう可能性があります。
 
人の身体というのは適度なストレスを受けるとそれに耐えられるように変化していきます。温泉やサウナを利用して熱ストレスを与えれば、夏を乗り切る身体づくりが可能なのです。
また夏は薄着の季節ですから、美肌や身体を引き締めることに関心が高まる時期でもありますね。
 
このように、四季の変化に合わせて、温浴施設が果たすべき役割(利用法)は変わります。ぜひこのことを積極的に発信していただきたいと思っています。

Fotorcreated

 

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【朗報】サウナ初心者・水風呂が苦手な人必見!~誰もがサウナ(温活)を楽しむための7つのコツ~

Sauna_y3

サウナと言えばフィンランドサウナが有名ですが、世界各地には様々な伝統的サウナ文化があり、日本でも古くから蒸し風呂などが親しまれてきました。
サウナは単に身体を温めたり発汗するだけでなく、習慣的に利用することによって素晴らしい美容・健康増進効果を得られることが知られています。
サウナ入浴とは、快適な温冷刺激を楽しみながら心身をリフレッシュし、誰もが今以上の美と健康を手に入れることができる手段なのです。
ところが、「サウナが苦手」という声を聞くことは少なくありません。体質や体調によってはサウナの熱さや水風呂の冷たさに耐えられない人もいるようです。
誰もが自分の体調や体質に合わせてサウナライフをお楽しみいただけるよう、サウナマニアもこっそり実践しているサウナ入浴法や、苦しさを感じずにサウナを楽しむコツをご紹介しましょう。
 
☑まずは水分補給をお忘れなく!
 身体に水分が不足している状態では充分に汗をかくことはできません。発汗によって、老廃物や毒素の排出、体温調整機能の改善、美肌などの効果が得られますので、サウナ入浴前にコップに1~2杯の水を飲んで発汗を促進しましょう。
またサウナ入浴を数回繰り返すと、1kg(1000cc)以上の汗をかくことも珍しくありません。脱水症状や血液の濃縮を避けるためにも、入浴の途中や入浴後もたっぷり水分を摂ることが大切です。
 
☑中温サウナを探せ!
 室温が摂氏100度以上に設定された高温ドライサウナと呼ばれるタイプのサウナは、大変熱いため強い刺激を求めるマニアに好まれますが、座るベンチが飛び上がるほど熱かったり、息をするのも苦しいなど、慣れていない人や熱さが苦手な人にはちょっと過酷すぎる環境です。
70度~90度の中温設定であっても、遠赤外線や湿度によって複合的に体感温度を高めるタイプのサウナであればマイルドな加温が楽しめ、誰でも充分な温熱・発汗効果が得られます。
蒸気浴が楽しめるロウリュ・サービスがあればさらに温熱・発汗効果が高まります。
 
☑湯で予熱すれば短時間で大量発汗
 充分に汗をかきはじめる前に苦しくなってサウナ室を出てしまう…。そんな人におススメしたいのが、先に浴槽に入って予熱する方法です。
特に足はもともと冷え気味な上に、サウナは部屋の上下で温度差があるため、下半身が温まりにくいと言われています。
半身浴などで下半身を中心に先にしっかり湯で温めてからサウナに入れば、短時間で汗が出始め、サウナで大量発汗する醍醐味を味わうことができます。
 
☑自分好みの場所を選ぶ
 サウナ室は場所によって温度差があります。熱いのは上昇した熱気が集まるベンチの上段と、輻射熱が強いストーブ付近です。逆に温度が低めなのはドア付近(ドアの閉開で空気が入れ替わりやすい)とベンチ下段。
好みに合わせて快適な場所を選んで、心地よい加温を味わいましょう。
 
☑充分な加温とその後の冷却が大切
 サウナの重要な健康増進効果として、まずヒートショックプロテインが挙げられます。身体が芯まで温まり体温が上昇すると、身体が熱ストレスに耐えようと反応してヒートショックプロテインが生成されます。これによって、熱だけでなく紫外線や放射線の害からも身を守り、免疫力がアップしてウイルス等にも強い体質に変わることが知られています。効果は入浴の2日後にピークを迎え数日持続しますので、定期的に利用すればストレスフリーで病気知らずです!
充分に加温できたかどうかの目安は、脚からも発汗しているかどうかで分かります。また、サウナを出てから水風呂などで気持ち良く冷却を楽しむためにも、身体の芯まで温まっていることが必要です。
ロウリュサービスがあると、水蒸気による温熱効果だけでなくイベントとしても楽しめることによって、気がつくと普段よりも長時間サウナで加温することができるという点も見逃せませんね。
そして、サウナ後の冷却がサウナの効果を最大限に得るために大変重要な要素です。
その理由のひとつは、乱れがちな現代人の自律神経を整える働きです。加温された状態から一気に冷却することで交感神経が急激に刺激され、血管から毛穴まで引き締まった緊張状態となりますが、その後ゆっくりと休憩タイムをとることで緊張の反動から深いリラックス状態となります。このリラックス(弛緩)している時間が自律神経を整え、ストレス解消や不眠症の改善、疲労回復などに有効なのです。
冷却のもうひとつの効果は副腎の鍛錬です。急激な温冷刺激によって副腎が刺激を受け、免疫反応のコントロールをはじめとする本来の機能が取り戻されるそうです。副腎機能の衰えた現代人に増えているアレルギー体質には、特に有効と言われています。
強い刺激を求めるサウナファンは、水風呂に入る前に汗を流す際に、水ではなくお湯を使うことで身体を中途半端に冷やさないようにして、一気に水風呂に入って冷却するのが好きな人もいるようです。
 
☑慣れてくるまで最初はマイルドに
 冷たい水風呂は苦手、という人も多いようです。どうしても水風呂が無理な場合はぬるい水シャワーからでもいいので、徐々に冷水の刺激に身体を慣らしていきましょう。夏にプールに入れるのであれば、水風呂も大丈夫です。
水シャワーに慣れてきたら水風呂を使ってみましょう。最初は数秒間浸かるだけでもOKです。慣れてくるとさらに冷たい水風呂を求めたり、数分間もの冷却タイムを楽しむ人も少なくありません。
 
☑休憩タイムこそサウナの醍醐味
 サウナから冷却の後は休憩タイムをとります。その際、水分の蒸発によって湯冷めしないために、先によく絞ったタオルで身体についた水滴をしっかりふき取りましょう。
前述のリラックス状態はこの休憩タイムの時にやってきますから、大変重要です。露天にリラックスチェアがあれば最高ですが、それがなくても浴槽のフチなどに腰かけてしばらく休みましょう。
この休憩(外気浴)タイムの気持ち良さが、人をサウナの虜にするようです。サウナ→冷却→休憩のサイクルを数回繰り返すと、単なるリフレッシュを超えて、一種のトリップ状態になるとも言われています。
 
参考文献:
『加温生活「ヒートショックプロテイン」があなたを健康にする』伊藤 要子(著)
『今すぐできる体質改善の新常識』小山内 博(著)
『サ道』タナカカツキ(著)

Sauna_4

 

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断食4日目(回復食)。

Banana

三日間の断食を終え、今日から回復食期間。
 
断食後はいきなりドカ食いしてはいけないという話を聞きます。兵糧攻めにされた兵が、開城した後に提供された食事をいきなり食べて死んでしまったという話とか。
 
断食で内臓が休眠中なので、徐々に慣らさないといけないと言われると確かにそのような気もしますが、一方で試合に向けて厳しい減量に耐えたボクサーは計量が済んだらいきなり食べて飲んで体重を1日で何kgも戻してから激しい試合に出たりすることを考えると、あんまり神経質にならなくても良いような気もしてきます。
 
あまり理屈を考えるよりも、まずは自分の身体と対話することが大切と思います。
 
で、今朝はそんなに飢餓感もなかったので、もっと断食を続けても良いかな?とすら思ったのですが、水とブドウ4粒(笑)、甘酒ひとくちだけ摂りました。
 
断食3日目の昨夜は無性に眠くなり早々に寝てしまいました。やはり身体がエネルギー消費を抑えようとしているのでしょうか。今日は空手の稽古があるので、ちょっと食べるつもりです。
 
お昼は玄米のお粥と天然醸造の麦味噌を使ったみそ汁、3時のおやつにはバナナを軽く食べようかと思っています。
 
 さて、今回の主目的はダイエットではなかったので断食期間中に体重測定はしていなかったのですが、今朝体重計に乗ってみたら断食前より3kg落ちていました。1日あたり1kgずつ減ったことになります。これはありがたい。
 
今回3日間の断食をやってみて、体験的に理解できたことことがいくつかあります。
 
①むくみが完全消失。自分は昔の負傷が原因で、マッサージをしても温泉やサウナに入っても右足のむくみがいつも完全にはとれなかったのですが、断食をしていたら久しぶりに左右の足が同じ太さになりました。断食中も水分はしっかり補給していましたので、水分の摂り過ぎがむくみの原因ではなかったようです。
 
②「朝昼晩一日三食、規則正しく食べなければ不健康」というのは思い込みに過ぎなかった。3日くらい食べなくても、水分と塩分さえ補給していれば健康上何の問題もないようです。
 
③たくさん食べたらパワーがつくわけではない。いままで「仕事が大変だから」「運動してるから」パワーをつけるためにたくさん食べなきゃ!と思っていたのですが、断食していても仕事は普通にできたし、頭もスッキリ冴えます。最大筋力も落ちないし、2時間程度の持続的運動も問題なくできました。「食べなきゃダメだ」というのは思い込みに過ぎなかったようです。
 
④脳は糖分補給が断たれても他のエネルギーで充分に活動できる。脳はブドウ糖をエネルギー源とするので頭を使う時には糖分補給が必要、というのも自分の思い込みでした。
 
⑤断食はデトックスになる。何も食べず水を大量に飲んでいたにも関わらず、断食中は普段よりも色の濃い尿が出ていました。これは外部からの栄養補給が断たれることによって、体はどこからか栄養分になるものを探し始め、体のあちこちで自己融解という現象を起こすといわれていますが、これを裏付けていると思います。断食中にみるみるやせてゆくのは自己融解がもたらした結果ですし、この自己融解によって「腸の癒着がはがれる」「イボが消失する」「ガンが縮小する」といったことが起こるといわれているのもうなずけます。
 
⑥断食中の温浴は問題なし。期間中2回サウナに入りました。立ちくらみとかするんじゃないか?とか、栄養補給していないのに発汗したら同時にミネラルが失われたりしないか?という心配も頭をよぎったのですが、実際には大量発汗しても問題なし。水分補給はお忘れなく。
 
細かいことを書き出せばまだまだありそうです。
 
とにかく今回自分にとっての最大の収穫は、今まで食と健康に対して間違った理屈やおかしな固定概念にとらわれていたのが、もっと柔軟に考えられそうだということです。
 
断食後もじっくり自分の体調を経過観察しつつ、近いうちにまた断食をやってみようと思っています。
 

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