制度の限界
ニュースで医療費が34兆円を超え、6年連続で過去最高を更新したことが報じられています。
特に、高齢者医療費の構成比や一人当たり医療費の数字から、高齢者の医療費負担が大きいことが主要因であることが指摘されています。
日本が急速に高齢化社会に移行していく中で、最も大切なことは高齢者がいかに生き甲斐をもって健康的な日々を過ごせるかです。
長寿医療制度(旧称:後期高齢者医療制度)が「うば捨て山制度」として問題になっていますが、今後の日本経済の展望や年齢構成の将来を考えれば、制度をいくらいじったところで、医療費の負担が厳しいことは変わらないでしょう。
その皺寄せを弱者に向けるだけなら、日本は戦後の復興や高度経済成長を支えてきてくれた方々に対する尊敬や愛情を持たない、非情の国でしかないということになります。
業績が厳しくなった企業がドライなコストカットやリストラ、極端な成果主義に向かえば、損益計算書上は瞬間的に回復したように見えても、長期的な成長力を失いやがて企業の存続そのものが危うくなる。
これは今まで多くの企業が陥った失敗パターンであり、自明の理といってもよい法則なのですから、国全体でそのような過ちに向かって行ってはならないと思います。
制度上は弱者に対するセーフティネットを確立しつつ、長期的な展望を見出すためには、医療費問題=健康問題はもっと本質的なアプローチをしていかなければならないのではないでしょうか。
●何故、日本の医療費は50年間で140倍にも膨らんでしまったのだろうか?
●どうしたら医療費をかけずにもっと健康的な生活を送ることができるのだろうか?
私はこうした国家的問題を論ずるような立場ではありませんが、一市民として、このような問題提起に対する議論がなされ、明快な対策が講じられているようには感じられないのです。
と、文句を言っていても仕方ありませんので、私は自分にできることを粛々と実行するだけなのですが。
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